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鳥の歩き方がおかしい?その原因と対処法

こんにちは。
 
神戸市西鈴蘭台駅より徒歩10分の「市田動物病院」です。
 
 
「インコがびっこをひいて歩いている?」と、歩き方に違和感を感じることはありませんか?
 
止まり木にいるときも片足だけで立っているように見えると、「ケガでもしたのかな?」と心配になりますね。
 
足を痛めた可能性もありますが、もしかしたらビタミンB1不足からくる脚気(かっけ)かもしれません。
 
脚気(かっけ)はビタミンB1欠乏症といわれる症状で、鳥がびっこをひいているように見えるのが初期症状の特徴です。
 
「ちゃんとエサをあげてたのにどうして?」という方に、ビタミンB1が不足する原因とその対策を説明するので、これからエサをあげる時の参考にしてください。
 
 

ビタミンB1欠乏症とは?

ビタミンB1欠乏症とは、足のしびれや痛みなどからびっこをひいて歩く脚気の症状から始まり、病状が進むと足がマヒして歩けなくなり、痙攣をおこして死亡するおそれのある病気です。
 
ビタミンB1が不足する原因は、ヒナから巣立ちをする幼若鳥といわれる時期のエサの与え方にあります。
 
ヒナの頃は「粟玉」というヒナ専用のエサを与えることが多いですが、粟玉のみで育てられた幼鳥にビタミンB1不足の症状が多く見られます。
 
粟玉は、殻をむいたアワに栄養素が高い卵黄などが混ぜられたエサです。ただ、粟や卵黄にはビタミンB1が含まれていますが、殻をむいたりお湯でふやかしたりすることでビタミンB1はほとんど失われてしまいます。
 
巣立ちの時期には動きも活発になり、多くの栄養を必要とするため、粟玉だけでは栄養バランスのとれた食事ができないのです。
 
 

栄養バランスのとれたエサが必要!

では、どのようにすれば適切にビタミンB1を与えられるでしょうか。
 
豊富にビタミンB1を与えられるように、粟玉に、ビタミンやミネラルのパウダーフードを混ぜ合わせてあげてください。
 
ヒナ用のパウダーフードはお店でもインターネットの通信販売でも購入できます。栄養バランスに配慮された商品なので、愛鳥に合わせたものを用意してあげましょう。
 
総合栄養食のペレットもおすすめです。用法をチェックした上で、鳥の成長に合わせてふやかす時間を調整してあげてください。
 
 

市田動物病院は鳥の診療もしている病院です

当院は、犬・猫以外のエキゾチックアニマルも診療している動物病院です。インコや文鳥などの鳥類も診させていただいています。
 
鳥を飼うのに必要なものや注意点など、知っておいた方がいい知識などがあります。「あれ?」と思うことがあれば、どんなことでもご相談ください。