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高齢犬の夜鳴きが止まらない…なぜ?その原因と対策

こんにちは。
 
神戸市西鈴蘭台駅より徒歩10分の「市田動物病院」です。
 
 
飼い主さまにとって大事な家族である愛犬も、いつしか歳を重ね、突然これまで経験したことの無かった症状が現れ、驚かされ不安にさせられることがあります。
 
その中のひとつに、老犬になってからの夜鳴きがあります。
 
夜鳴きがはじまると、飼い主さまだけでなく、犬自身も辛いものです。
またご近所に迷惑をかけてしまうかもしれません。
 
今回は、そんな老犬になってからの夜鳴きの原因や、その対策についていくつかご紹介します。
 
 

夜鳴きの原因として考えられるもの

1.痛み
 
歳を重ねるとともに活動量も少なくなり、同じ姿勢で寝ていることも多く、床ずれができやすくなりますし、寝たきりでなくても血行不良で床ずれができることもあります。
 
また関節症や傷、腹痛など、これらの痛みが高齢になると持続することが多く、夜鳴きの原因になることがあります。
 
 
2.不安や何らかの欲求
 
犬も、高齢になると聴力視力もだんだん衰えてきます。
こういった不安から夜鳴きが起こることがあります。
 
またお腹が空いた、排泄、抱いてほしいなど、これまでは自分で問題なくできたことでも、老犬になると思うようにできないため、夜鳴きとして現れます。
 
 
3.認知症
 
老犬になってからの夜鳴きの原因として、よくみられるのがこの認知症によるものです。
 
人と同じく動物の医療もすすみ、犬や猫の高齢化がすすんできています。
そのため、加齢に伴い認知症が出現し、やがて様々な症状が現れることがあります。
 
夜鳴きもその症状の一つです。
 
 

夜鳴きが起こった場合の対処法

犬の様子をよく観察して、痛みからきていると思われる場合は、できるだけ早く動物病院受診しましょう。
 
 
不安からきていると思われる場合は、やさしく声かけをしたり、飼い主さまと同じ部屋で寝かせてあげるなど、いろいろ工夫して安心させてあげることが重要です。
 
また、自分でできなくなっていることへの助けを求めている場合には、犬の状態をよく観察し、何がしてほしいのか予想し、できる範囲で対応してあげましょう。
 
 
老犬になると、だんだん体力も衰えて、一日中寝ていることが多くなります。
また認知症になると、よけい昼夜逆転の傾向になりやすく、夜鳴きをすることがあります。
 
そのため、できるだけ日中は可能な範囲で散歩に出たり、日光に当てるなど、体内時計を戻してあげることで、症状が軽減することがあります。
 
認知症は、サプリメントや漢方などで症状が改善されたという報告があるので、まずは動物病院に受診し、獣医師と相談してみてください。
 
 

健康診断で早期発見・早期治療を

当院は犬や猫だけでなく、エキゾチックアニマルも診療できる病院です。
 
定期的に健康診断を受けることで、気がつきにくい些細な変化にも早く対応することができます。お話ができない動物たちに代わり、獣医師が飼い主さまにしっかりとお伝えします。
 
これからも大切な家族のホームドクターとして、当院にいつでもお気軽にご相談ください。