コラム COLUMN
猫の寿命が20年で約2倍に!動物たちを長生きさせるコツ
こんにちは。
神戸市西鈴蘭台駅より徒歩10分の「市田動物病院」です。
愛猫には、できるだけ長生きしてもらいたいですよね。
大切な家族として一緒に過ごしていると、ついつい人間と同じように考えてしまいがちですが、猫と人間は違う生き物です。
猫にとって適した生活環境や寿命について正しい知識を身に着け、健康で長生きできるようサポートしましょう。
猫の平均寿命は年々、長くなっています。
2000年には7.9歳だった寿命が、2020年には15.4歳まで伸び、約2倍になりました。
完全室内飼いが増え、事故やけんかで命を落としたりケガをしたりするリスクが減少したこと、ペットフードなど食べ物の品質が向上したこと。そして、医療が進歩したことなどが要因として挙げられます。
寿命が伸びることはとても喜ばしいのですが、新たな問題も出てきています。
介護が必要になるケースや、高齢化に伴って生じる疾病などにも気を付けなければいけません。
おうちに迎える時は、最期のときまで責任を持ってお世話ができるか考えることも大切です。
愛猫の寿命を伸ばすために、日々の生活で気を付けていただきたいポイントをいくつか紹介します。
● 室内で飼育する
家の外には、他の猫とのケンカだけでなく、車との事故やウィルスなど危険がいっぱい潜んでいます。外に出さないことで寿命が2年伸びるともいわれていますので、できるだけ室内で過ごすことをおすすめします。
● 栄養バランスのよい食事
人間と同じものではなく、猫専用のもの、できればヒューマングレードの総合栄養食を食べさせましょう。
水分摂取量が減ると排尿回数が減少し、腎臓に負担がかかります。水飲み環境を整えることも大切です。
● ストレスを与えない工夫
運動不足にならないように、猫タワーなどを設置して猫が好む上下運動ができる環境を整えましょう。
ひとりになれる空間を用意してあげるのもいいですね。
また、狩猟本能を刺激するような遊びを取り入れると、ストレスを減らす効果が期待できます。
毎日のご家庭での健康チェックに加えて、動物病院で定期的に健康診断を受けてください。
猫は不調を隠す習性がありますので、症状があらわれたときには、すでに病気が進行していることがよくあります。
症状がなくても定期的に健康診断を受ける習慣があれば、病気の早期発見・早期治療が可能となります。
毎年の予防接種に合わせて健康診断を受けておくと安心ですね。
市田動物病院は犬・猫以外のエキゾチックアニマルも診療可能な動物病院です。
飼い主さまと動物たちが安心して毎日を過ごせるようにサポートしますので、何かわからないことがありましたら当院までお越しください。
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