コラム COLUMN
犬の口臭がひどい…3つの原因と対処法
こんにちは。
神戸市西鈴蘭台駅より徒歩10分の「市田動物病院」です。
最近、犬のお口のにおいがひどすぎると気になってはいませんか?
放置しておくと口臭が悪化し、歯を失う可能性もあります。
大切なペットを守るためにも、歯やお口のケアは重要です。
今回は、口臭の原因とケア方法についてご紹介します。
考えられる口臭の原因は、さまざまです。
1.歯周病
特に、犬の口臭の原因で多いのは、歯周病です。
3歳以上の犬・猫の約80%は、歯周病にかかっているといわれています。
歯周病であれば、動物病院でのデンタルケアが必要です。
2.お口の乾燥
お口の乾燥は頻繁にお口を開いた状態の「開口呼吸」が考えられます。
夏場は、暑さをしのぐためにお口で呼吸することが多くなり、乾燥につながります。
室温や水分不足になっていないかをチェックしましょう。
3.ペットフードの劣化
ウェットタイプのフードを食べさせている場合は、使い切れる量にしましょう。
ペットフードが残ったままにしておくと、酸化や腐敗が進み口臭や体調不良の原因になります。
歯周病であれば、病院でデンタルケアを受ける必要があります。
歯周病の原因となる、歯垢や歯石を全身麻酔をして取り除いていきます。
麻酔をかける手術のため、「犬に負担がかかるのでは?」と思われる飼い主さまもいらっしゃいます。
目には見えない歯ぐきの奥の歯石を取るためにも、動かない間に丁寧に取り除くためです。
歯石を除去することで、歯周病によって抜けてしまうかもしれない歯を守れます。
また、歯周病により起こる心臓や腎臓などへの悪影響を防げます。
まずは、自宅で口臭ケアをするために、お口に触っても嫌がらないように「慣れるためのトレーニング」が必要です。
お口の周り、歯ぐき、歯と順番に触って慣れてもらいます。
お口に触れられるのに慣れてきたら、歯ブラシを使用します。
歯ブラシをする際は、前歯から行い段階を踏んでトレーニングしましょう。
他には、歯磨きシートがおすすめです。
歯磨きシートを使用する際は、誤飲しないように、飼い主さまの指に巻き付けてから行ってください。
ケアが嫌いにならないためにも、口周りのケアをするためにトレーニングから始められることをおすすめします。
市田動物病院では、犬・猫だけでなく、ペットとして飼育されているその他の動物「エキゾチックアニマル」の診察やしつけ相談も行っています。
動物の口臭が気になりはじめたら、早めに動物病院にお越しください。
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