コラム COLUMN
愛犬・愛猫には世界がどんな風に見えているの?
こんにちは。
神戸市西鈴蘭台駅より徒歩10分の「市田動物病院」です。
ペットにじっと見つめられると、可愛くて癒されますよね。
ペットたちから私たちはどのように見えているのでしょうか?
今回は、愛犬・愛猫の見ている世界についてお話します。
犬や猫は焦点を合わせる力が弱いため、かなりぼやけた視界をしているようです。
視力でいうと、犬は0.2〜0.3、猫は0.1〜0.2程度しか見えていないとされています。
ただし、動体視力は抜群で、ぼやけた視界でもきちんと動きは捉えています。
また視野は広く、真後ろ以外はほぼ見えています。
視力は良くないですが、動体視力の良さと視野の広さから獲物はしっかりと捕まえられる、というわけなのです。
犬や猫は、黄色と青色の2原色を識別できるといわれています。
赤いおもちゃが、目の前の草の上にあることになかなか気付けずうろうろしている犬や猫を見たことはありませんか?
3原色を識別できる人間にとって、赤と緑はまったく違ってみえますが、犬や猫にとっては赤と緑は区別しにくい色なのです。
黄色や青の遊び道具を選んであげると、楽しみやすいはずですよ。
犬や猫は暗闇でもよく見えているのをご存知でしょうか?
光を取り入れるための細胞が人間よりも多く備わっており、暗闇でも、わずかな光さえあれば見ることができるのです。
また犬や猫は「タペタム」という反射鏡の役割をするものを持っており、取り入れた光を反射させて明るくすることができます。
暗闇で猫の目がキラッと光るのは、タペタムに取り込んだ光が反射しているからです。
犬も猫も、もともとは夜行性の生き物ですから、暗い夜でも行動しやすいよう順応しているのですね。
当院では犬・猫はもちろん、エキゾチックアニマルを含むさまざまな動物について取り扱っております。
わからないこと、不安なことなどありましたら、お気軽にご相談ください。
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